■ 抄録・要旨
| 蓮田市山ノ神沼内に設置された隔離水域(1,000m2)内に系外の沼水を水中ポンプで導水し、水質浄化用に開発した多孔質植生基盤を有する植生浮島を設置した隔離水域(以下、処理区)と浮島を設置していない隔離水域(以下、対照区)との水質等の比較により、植生浮島の浄化機能について調査した。流入負荷の削減及び対照区との比較による池沼の直接浄化としての効果について、それぞれHRT13日における浄化速度を植生浮島の単位面積当たりに換算して比較すると、後者の方が浄化速度は高い結果となり、植生浮島を使用した浄化方法の費用対効果は向上した。
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